子ども部屋の間取り
はやし浩司のHP 一つ、もどる

子どもの勉強部屋について
はやし浩司




6畳間を基準に考えてみました。
机とイスの配置だけで、子どもを長い時間をかけて、
勉強嫌いにしてしまうことがあるます。

どうか、ご注意ください。



カベに向って机を配置すると、見た目には、
落ちつきますが、この位置では、子どもは、勉強で疲れた心を
休めることができません。

ですから、子どもは、机を離れます。つまり、そこで
勉強は、中断します。

一度、中断した勉強は、なかなか、もとにはもどりません。

ですから学習机は勉強するためにあるのではなく、
心と(頭)を、休めるためにあると考えてください。



窓の外の景色にもよりますが、座った位置から
ドアが見えるように配置すると、落ちつきます。


座った位置から、できるだけ、目線が長いほうが、落ちつきます。
この位置では、目線が短く、落ちつきません。

●子ども部屋、欧米の常識VS日本の常識


 おおざっぱにみて、欧米の子ども部屋には、ベッドとクロゼットがあるのみ。勉強机はない。一方、日本の子ども部屋には、学習机が置いてあるのがふつう。

 おおざっぱにみて、欧米の子ども部屋には、カギがかかるようになっている。一方、日本の子ども部屋には、カギがない。母親が、掃除などの理由で、子ども部屋に入る姿は、日本では、日常的な光景。

 おおざっぱにみて、欧米のほとんどの子ども部屋には、テレビは、ない。一方、日本の子ども部屋には、テレビがある。

 ……詳しくは、北浦かほる著、「世界の子ども部屋」(井上書院発行)を、ご覧になっていただきたい。

 「子ども部屋悪玉論もあるが、子どもがひとりきりになれる世界も必要」というのが、北浦氏の意見である。まったく、同感である。

 私のばあいは、昔風の家に生まれ育ったということもあって、すべてが、母親の管理下に置かれていた。高校生になって、やっと自分の部屋らしきものを与えられたが、家族のタンスもそこにあった。人の出入りは、もちろん自由。プライバシーも、何も、あったものではなかった。

 そういう自分の経験から、つまり家庭の中に、自分の居場所がなかったという経験から、私は、「子ども部屋悪玉論」には、どうしても賛成できない。言うまでもなく、子ども部屋悪玉論を説く人たちは、「そのために、家族のコミュニケーションが希薄なる」と説く。

 しかし実際には、家族のコミュニケーションが希薄になるのは、子ども部屋の子どもが閉じこもるからではなく、もっと、ほかの要因によるものである。たとえばプライバシーが筒抜けだったの私のばあい、それだけ家族のコミュニケーションが、濃厚だったかといえば、そういうことは、決してなかった。

 なお、欧米では、(アメリカでも、EUでも)、生まれるとすぐ、自分の個室を子どもに与えるのが、全体的な習慣になっている。

 そこで私なりの子ども部屋論について。

(1)子どもが小学生になったら、子ども部屋を与える。兄弟の相部屋は、避ける。
(2)子ども部屋には、ベッド(寝具)とクロゼットを置く。あくまでも睡眠の場所と、位置づける。
(3)学習机は、置くとしても、平机。心身を休める机にする。低学年のうちは、学習は台所のテーブルなどを利用する。
(4)子ども部屋は、子どもの管理に任す。掃除などでも、子どもの許可を求めてからする。子ども部屋は、親でも足を踏み入れることができない、神聖不可侵の空間と心得ること。
(5)テレビ、ステレオなどの、娯楽機器は、置かない。娯楽機器は、家族全員が触れることができるように、居間に置く。

 基本的には、そういう考え方をしながら、あとは、それぞれの家庭の事情と、子どもの希望にそって、考えればよい。

【補記】

 私は北浦氏の本を読んで、一つ、思い当たることがあった。

 先日、知りあいの中国人が、部屋を改装した。子ども部屋を改装したと、その母親は言っていた。

 が、見ると、大きな部屋(20畳くらい)の部屋の中央に、大きなソファと、テーブル。二人の子どもの机は、部屋のまわりに、カベにつけて配置してあった。

 私はそれを見たとき、「これじゃあ、毎日、子どもが親に監視されているみたいだ」と思った。しかし北浦氏の本によれば、それが標準的な中国人の子ども部屋ということになる。

 このことをあとでワイフに話すと、ワイフは、こう言った。「中国では、子どもはその親の財産という考え方をするからではないかしら」と。「少し前の、日本もそうだったわ」とも。

 それがよいとか悪いとか言っているのではない。ただ子どもの考え方、子ども部屋の考え方というものは、国によっても、ちがうということ。

 今、日本は、急送な欧米化のもと、子ども部屋に対する考え方も、これまた急速に欧米化している。今は、その過渡期ということになるのかもしれない。



子どもを勉強に向かわせる法

子どもが学習机から離れるとき

●机は休むためにある
 学習机は、勉強するためにあるのではない。休むためにある。どんな勉強でも、しばらくすると疲れてくる。問題はその疲れたとき。そのとき子どもがその机の前に座ったまま休むことができれば、よし。そうでなければ子どもは、学習机から離れる。勉強というのは一度中断すると、なかなかもとに戻らない。
 
 そこであなたの子どもと学習机の相性テスト。子どもの好きそうな食べ物を、そっと学習机の上に置いてみてほしい。そのとき子どもがそのまま机の前に座ってそれを食べれば、よし。もしその食べ物を別のところに移して食べるようであれば、相性はかなり悪いとみる。反対に自分の好きなことを、何でも自分の机に持っていってするようであれば、相性は合っているということになる。相性の悪い机を長く使っていると、勉強嫌いの原因ともなりかねない。

●机は棚のない平机

 学習机というと、前に棚のある棚式の机が主流になっている。しかし棚式の机は長く使っていると圧迫感が生まれる。もう一五年ほども前になるが、小学一年生について調査したことがある。結果、棚式の机のばあい、購入後三か月で約八〇%の子どもが物置にしていることがわかった。最近の机にはいろいろな機能がついているが、子どもを一時的にひきつける効果はあるかもしれないが、あくまでも一時的。

 そんなわけで机は買うとしても、棚のない平机をすすめる。あるいは低学年児のばあい、机はまだいらない。たいていの子どもは台所のテーブルなどを利用して勉強している。この時期は勉強を意識するのではなく、「勉強は楽しい」という思いを育てる。親子のふれあいを大切にする。子どもに向かっては、「勉強しなさい」と命令するのではなく、「一緒にやろうか?」と話しかけるなど。

●学習机を置くポイント
 学習机にはいくつかのポイントがある。

@机の前には、できるだけ広い空間を用意する。 

A棚や本棚など、圧迫感のあるものは背中側に配置する。

B座った位置からドアが見えるようにする。

C光は左側からくるようにする(右利き児のばあい)。

Dイスは広く、たいらなもの。かためのイスで、机と同じ高さのひじかけがあるとよい。

E窓に向けて机を置くというのが一般的だが、あまり見晴らしがよすぎると、気が散って勉強できないということもあるので注意する。

 机の前に広い空間があると、開放感が生まれる。またドアが背中側にあると、心理的に落ちつかないことがわかっている。意外と盲点なのが、イス。深々としたイスはかえって疲れる。ひじかけがあると、作業が格段と楽になる。ひじかけがないと、腕を机の上に置こうとするため、どうしても体が前かがみになり、姿勢が悪くなる。中に全体が前に倒れるようになっているイスがある。確かに勉強するときは能率があがるかもしれないが、このタイプのイスでは体を休めることができない。

 さらに学習机をどこに置くかだが、子どもが学校から帰ってきたら、どこでどのようにして体を休めるかを観察してみるとよい。好きなマンガなどを、どこで読んでいるかをみるのもよい。たいていは台所のイスとか、居間のソファの上だが、もしそうであれば、思い切って、そういうところを勉強場所にしてみるという手もある。子どもは進んで勉強するようになるかもしれない。
●相性を見極める

 ものごとには相性というものがある。子どもの勉強をみるときは、何かにつけ、その相性を大切にする。相性が合えば、子どもは進んで勉強するようになる。相性が合わなければ、子どもは何かにつけ、逃げ腰になる。無理をすれば、子どもの学習意欲そのものをつぶしてしまうこともある。






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